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東京ディズニーシー【レイジングスピリッツ】の事故から学べることとは!? [考察]

みなさんこんにちは。

今回は2012年5月28日に東京ディズニーシーで発生した
アトラクション「レイジングスピリッツ」の傷病事故を考えてみたいと思います。

東京ディズニーリゾートでは東京ディズニーランドが開園した1983年以来、
運営側のミスによるゲストへの傷病事故は1件も発生していなかったそうで、
今回の事故は様々な形で報道されました。

レイジングスピリッツは東京ディズニーリゾートで唯一360度のループを持つ
ローラーコースターで、他のアトラクションと比べても特異なアトラクションでした。
大半のアトラクションが腰のみの安全バーに対し、レイジングスピリッツは
いわゆるU字型で、富士急ハイランドの絶叫マシンでも採用されているものです。

アトラクションそのものは、ディズニーランド・パリにある「インディ・ジョーンズと危難の魔宮」を
導入したもので、コースや運行システムはそのままに、テーマのみを変更した上で導入されました。
テーマを変更したのは、同じ「インディ・ジョーンズ」としてしまうと、
すでにある「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮」と競合してしまい、
ゲストにわかりにくくなってしまうためと考えられます。

今回の事故で問題となったのは、その特異なシステムでした。
安全バーのシステムがかなり複雑で、一部のキャストが状況を誤って認識したものによります。
詳細は下記のリンクよりご覧ください↓
http://www.olc.co.jp/wpmu/wp-content/blogs.dir/2/files/2012/06/20120604_01.pdf

ようするに「一度出発操作を行うと、どんなことがあっても安全バーを下ろすことができない」
ということになっていたわけです。なので、ロックを解除しても安全バーを下ろすことはできません。
しかし、ロックは解除されているので上げることは可能だったと考えられます。
このロック解除に使用したペダルは、おそらく緊急時にゲストを救助する際に使うものと考えられ、
使用したキャストもマニュアルに従ったものと考えられます。
ただ、この従ったマニュアルが出発操作前に一時停止したものだったため、
誤った対応となり、今回の事故につながってしまいました。
今回の事故では、幸いゲスト1名が軽いケガで済んだため、大きなトラブルにはなりませんでしたが、
もう少し対応が遅ければ、大惨事になっていた可能性もあります。

今回の事故によりマニュアルが徹底されることは確実ですが、
もちろん、事故を防止するためには、われわれゲストも協力しなければなりません。
キャストの注意を守り、安全バーなどは責任をもって下ろすなど、
ゲスト側ができることもたくさんあります。お互いの協力で安全なパークを作っていきたいですね。

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