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東京ディズニーリゾートの運営にディズニーが関わっていない意外なワケとは!? [再掲載]

こちらの記事は2009年11月24日に掲載した記事を再掲載したものです。
現在とは情報が異なる可能性もありますので、ご了承の上お楽しみください。
オリジナル記事はこちらからどうぞ↓
http://disney-info.blog.so-net.ne.jp/2009-11-24



みなさんこんにちは。

今回は【東京ディズニーリゾートが直営ではないわけ】をテーマに
小ネタを簡単に紹介していきたいと思います。

ご存知の方も多いと思いますが、東京ディズニーリゾートは世界で唯一、
ディズニーの資本がいっさい入っていないディズニーリゾートです。
他に2つあるパリと香港のパークは、ディズニーと地元が半分ずつ出資している
第3セクタータイプの会社が運営をしており、事実上、直営となっています。

皮肉にも、東京ディズニーリゾートは世界でいちばん
収益が高いディズニーリゾートになってしまい、ウォルト・ディズニー・カンパニーとしても、
ある意味、フランチャイズにしたことが大失敗と言えるでしょう。
しかし、これには大きな理由があるようです。


東京ディズニーランドの計画自体は1970年代からありましたが、
その当時、ウォルト・ディズニー・カンパニーは、ウォルトディズニーワールドの第2パーク
【エプコットセンター】の設計・建設の真っ最中であり、
海外進出を考える余裕は全くありませんでした。実際、【エプコットセンター】は建設当時、
世界で最も大きなプロジェクトであったとも言われています。

このような経緯があり、また株式会社オリエンタルランドからの打診もあったため
ディズニーは全くリスクがない株式会社オリエンタルランドによるフランチャイズ運営で
東京ディズニーランドをオープンさせようと考えたわけです。
このシステムは、コンビニのフランチャイズと同じように、
株式会社オリエンタルランドの収益にかかわらず、
一定のライセンス料を毎年ディズニーが請求できるため、
ディズニーにとっては全くリスクがないわけです。

パークの建設費はもちろん、アトラクションやショーのデザイン料なども、
すべて、株式会社オリエンタルランドが負担しています。
基本的に、株式会社オリエンタルランドがオーダーをし、
ウォルト・ディズニー・イマジニアリングが設計を行う、というシステムを採用しています。
なので、ウォルト・ディズニー・イマジニアリングとしても、
いつも最新技術を活用できる場となっており、【プーさんのハニーハント】のように
東京ディズニーリゾートのみライドシステムが異なるアトラクションがあったりするわけですね。

オープン当初こそ、完全に米国版のアレンジとしてオープンした東京ディズニーランドでしたが、
近年は日本人ウケをするようなイベント内容なども増加しており、
もしも、ディズニーによる直営だったら実現しないようなイベントもありますね。
実際に、アメリカのパークを訪れたことある方なら、運営の方法や
キャストさんたちの応対などの違いを感じることができるかもしれません。
まあ、文化の違いもありますので、一概には言えませんけどね。


この東京ディズニーランドの成功を受けて、
ウォルト・ディズニー・カンパニーは海外進出に積極的になり、
1992年にディズニーランド・パリ(開園当時はユーロ・ディズニーランド)が、
2005年に香港ディズニーランドがそれぞれオープンしました。
両パークとも、開園当時は大幅な赤字経営に苦しんでいましたが、
現在は安定した運営を行っており、コンスタントに新アトラクションや
エンターテイメントが導入されています。


2015年12月には中国に上海ディズニーランドがオープンしようとしていますが、
東京ディズニーランドのように、地元にとけ込めるパークになるといいですね。


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